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民族音楽家・許国屏と竹笛のストーリー

笛は伝統的な中国楽器で、中国の古典楽器の中で最も代表的で、民族的特徴をもつ吹奏楽器。中国の伝統音楽の中で常用されている横笛の一つが中国竹笛。笛は演奏技巧が豊富な上、その品種も多種多様。曲笛(チュィディー)、梆笛(バンディー)、定調笛、加鍵笛、玉屏笛、七孔笛、十一孔笛など、スタイルが全く異なる南北二派を形成している。

ここで、我々は竹笛演奏家と彼の多機能笛(マルチフルート)の発明に関するストーリーを紹介する。

許国屏、1940年12月生まれ、上海人。笛演奏家、作曲家、児童音楽教育家、社会活動家。二胡演奏家・閔恵芬氏と共に上海市政府から「徳芸双馨芸術家」と命名された一人である。国家一級演奏家、国務院の文化芸術貢献賞を受賞。

民族音楽家・許国屏と竹笛のストーリー

許国屏は中国の一流民族音楽家・許光毅を父とし、幼少の頃から民族音楽を学び、9歳から、笛演奏家・陸春齢に師事。笛とは深い縁で結ばれ、ほとんど毎日笛を手にしている。笛の練習、演奏、笛の教授、研究など、皆から「笛迷(笛のファン)」と言われるほど。

1970年代初めから、許国屏は米大統領ニクソン夫人の参観を歓迎した中国福利会少年宮の演奏の中でインスピレーションを得て、笛の改良を開始し、それを自身のクラスの中で大胆に試していった。これだけではなく、1990年代、日本人が中国縦笛をクラスに導入する巨大なマーケティングに興味をもち、日本で100元もするヤマハの笛が中国で28元だったことから、彼はその経済的視野を見据え、文化の浸透を見据えた。これは許国屏が多機能笛(マルチフルート、中国語「多功能笛」)を発明した動力となった。よりよい民族音楽の伝承において、民族精神の発揚をねらいとして、多機能笛が誕生したのだ。

1993年、許国屏は伝統的な縦笛をベースとして、横笛の発音原理を活用し、縦笛、横笛、バウ(ハニ族・イ族・ミャオ族の管楽器)、ひょうたん笛、笙、喉管(チャルメラに似た管楽器)、学生用笛を一体化した多機能ユニット式民族管楽器を発明し、国家パテント(特許)を取得し、ギネス世界記録となり、初のアメリカアインシュタイン国際発明博覧会の金賞を受賞した。また、国家文化部科学技術進歩ニ等賞などの多くの賞を受賞している。この多機能ユニット式笛は笛、バウ、笙、長笛、縦笛などの7種類の楽器の音色をもち、「中華マジック笛(中華魔笛、チャイニーズマジックフルート)」と称された。多機能笛は携帯に便利で、自由に演奏でき、学びやすいことから、民族楽器革命の新しいルートを切り開いた。

彼は、更に「簡易縦笛演奏法及び合奏曲集」(点字)、「児童民族楽団実用ハンドブック」、「中国竹笛昇級試験」、「少年児童笛教程」、「青少年竹笛教本」、「少年・児童縦笛教程」、「児童縦笛テレビ教学ビデオ」、「多機能笛練習100条」などの専門著書もある。

1997年1月、笛楽団を率いて日本で五大陸青少年音楽祭に参加した。児童音楽作品と教学特設ステージを開催し、少年の笛協奏曲「雷鋒」、「電琵琶与楽隊思念(電子琵琶と楽団をしのぶ)」、タンブラ合奏「跳縄」、「初航」、「ワハハ変奏曲」、ストーリー音楽「心霊的眼睛(心霊の目)」、笛独奏曲「快楽的小笛手(楽しい笛の手)」、「小推車(小さな一輪車)」などを演奏。そのうち、「快楽的小笛手」は多くの賞を受賞し、一部の作品は「上海之春」国際音楽祭と国際少年児童芸術祭で演奏したこともある。

民族音楽家・許国屏と竹笛のストーリー
民族音楽家・許国屏と竹笛のストーリー

「民族音楽家として、彼の最大の願いは中国の伝統民族音楽を各中国人の心に深く浸透させることである。」国家発明パテント、アインシュタイン発明、新技術博覧会の国際金賞を獲得した多機能笛を手に、許国屏は長い音楽遠征を開始した。彼は山を超え、川を渡り、自ら20年歩き続け、その距離20万キロ。大別山から大草原まで、革命の古い街から貧困の山間地区まで、バックパックに背負った笛を音楽のない子どもたちの手に自ら渡し、2万人以上の音楽教師を育成し、笛の音を中華の大地に伝承した。彼が発明した多機能笛は特許によるライセンス費を徴収せず、笛を吹きたいと願うより多くの青少年が購入できる価格で提供している。民族音楽の伝播が許国屏の心の中のステージであり、9000年にわたって発揚しつづける「中華笛」の文化が彼の財産である。

音楽は人々を本当に善美で素朴にさせる。やわらかくやさしい音楽に似ている。人の心に浸透させる。時には、腐れ朽ちる不思議なパワーもある。音符一つ一つが、鉱山、草原から、高山辺境、コミュニティ・学校まで届く瞬間、許国屏は深い満足と幸せを感じる。

イノベーションは民族発展の霊魂である。イノベーションの不足は優秀な文化も水源のない水のように早かれ遅かれ朽ち果ててしまう。引き続きイノベーションし、手順を踏まえて前進してこそ、永遠に枯れることのない生命力をもつことができる。文学も、絵画も、音楽も同様である。中国の民族楽器をどのように発揚させるか。許国屏の「マジック笛」が有力な回答である。